Windows Updateが0%から進まない・失敗する時の最終手段。「Microsoft Updateカタログ」から手動インストールする方法

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Windows Updateが0%から進まない・失敗する時の最終手段。「Microsoft Updateカタログ」から手動インストールする方法

「Windows Updateのダウンロードが0%のまま動かない」 「エラーコード(0x800…)が出て、何度再試行してもインストールに失敗する」

PCを使っていると、こうしたトラブルに遭遇することがあります。再起動しても治らず、仕事や作業が中断されてイライラしてしまいますよね。

実は、Windowsの自動更新機能が不調でも、公式の「Microsoft Update カタログ」というWebサイトから更新ファイルを直接ダウンロードしてインストールする(手動更新) ことで、あっさりと解決できるケースが多いのです。

この記事では、パソコンに詳しくない方でも迷わず操作できるよう、正しいファイルの選び方からインストールの手順までをステップバイステップで解説します。

目次

なぜ「手動インストール」なら成功するのか?

通常、Windows Updateは以下の手順を自動で行っています。

  1. 更新があるかチェックする
  2. ファイルをバックグラウンドでダウンロードする
  3. ファイルの整合性をチェックする
  4. インストール待機状態にする

自動更新が失敗する場合、多くはこの「チェック」や「ダウンロード」の通信プロセスでエラーが起きたり、Windows内の管理データベースに不整合が生じたりしています。

一方、今回紹介する「手動インストール」は、必要な更新ファイル(インストーラー)をMicrosoftの公式サイトから直接手元に持ってきて実行する方法です。これにより、トラブルの起きている自動更新の通信プロセスを「バイパス(回避)」できるため、成功率が格段に上がります。

もちろん、Microsoft公式の手順ですので、セキュリティ上の危険性はありません。

【最重要】作業前の準備:自分のPC情報を調べる

注意:ここを飛ばすと失敗します! カタログサイトには、似たような名前のファイルが何十個も並んでいます。自分のPCに適合しないファイルをダウンロードしてしまうと、インストール時に「この更新プログラムはお使いのコンピューターには適用できません」というエラーが出て時間を無駄にしてしまいます。

必ず以下の2つの情報を確認し、メモしてください。

  1. Windowsのバージョン(例:22H2, 23H2)
  2. システムの種類(例:x64, ARM64)

確認手順(1分で終わります)

  1. キーボードの 「Windowsキー」 を押しながら 「R」 キーを押します。
  2. 「ファイル名を指定して実行」という小さな画面が出たら、名前の欄に winver と入力して「OK」を押します。
  3. 表示された画面で 「バージョン」 (例:23H2)を確認してメモします。
  4. 次に、「スタートボタン」を右クリック し、「システム」 を選びます(または「設定」→「システム」→「バージョン情報」)。
  5. 「システムの種類」という項目を見ます。
    • 64 ビット オペレーティング システム、x64 ベース プロセッサ「x64」 とメモ
    • ARM64 ベース プロセッサ「ARM64」 とメモ

※ 現在販売されている一般的なパソコンの9割以上は 「x64」 ですが、Surface Pro Xなどの一部機種は「ARM64」の場合があります。必ず目視で確認してください。

Microsoft Updateカタログの使い方(実践編)

準備ができたら、実際にファイルをダウンロードしましょう。 以前はInternet Explorerが必要でしたが、現在は Edge, Chrome, Firefoxなど、普段お使いのブラウザで利用可能 です。

STEP 1: KB番号で検索する

Microsoft Updateカタログの使い方(実践編)

まず、エラーが出て失敗している更新プログラムの 「KB番号」 を特定します。 Windows Updateの画面に「KB5034441 のインストールに失敗しました」のように表示されているはずです。この「KB」から始まる7桁程度の番号を控えます。

次に、以下の公式サイトにアクセスします。

サイト右上の検索ボックスに、控えた番号(例:KB5012345)を入力して「検索」をクリックします。

STEP 2: 正しいファイルを選ぶ(ここが最難関)

検索結果には、似たようなタイトルのファイルがズラリと並びます。ここで、先ほどメモした情報を使って正しい1行を見つけ出します。

以下の3つの条件がすべて一致するものを探してください。

  1. 製品名: 自分のOSと合っているか?
    • OK例: Windows 11, Windows 10
    • NG例: Windows Server(これはサーバー用です)
  2. バージョン: メモしたバージョンが含まれているか?
    • 例: 「Windows 11 Version 23H2」などと書かれています。
  3. アーキテクチャ: メモしたシステムの種類と合っているか?
    • x64ベース システム用 (※最も一般的)
    • ARM64ベース システム用
    • x86ベース システム用 (※非常に古い32bitパソコン用)

迷わないための用語早見表

スクロールできます
用語意味選び方
x6464ビット版 (Intel/AMD)「システムの種類」に x64 とあればこれを選ぶ(推奨)
ARM64ARM版 (Snapdragon等)「システムの種類」に ARM64 とある場合のみ選ぶ
x8632ビット版「システムの種類」に x86 または 32ビット とある場合のみ
Cumulative Update累積更新プログラム通常のWindows Updateはこれ。「累積」とあればOK

条件に合う行を見つけたら、右端の 「ダウンロード」 ボタンをクリックします。

STEP 3: ダウンロードとインストール

小さなウィンドウがポップアップ表示されます。

  1. ウィンドウ内のリンク(青い文字で .msu で終わるファイル名)をクリックします。
  2. ファイルのダウンロードが始まります。
    • 注意: 「累積更新プログラム」はファイルサイズが非常に大きく(数百MB〜1GB以上)、ダウンロードに数分〜数十分かかることがあります。反応がなくても焦らず待ちましょう。
    • ブラウザの警告: Edgeなどで「安全にダウンロードできません」と警告が出ることがありますが、Microsoft公式からのダウンロードなので、右端の「…」メニューから「保存」→「保持する」などを選択して続行してください。
  3. ダウンロードが完了したら、保存されたファイル(段ボール箱からWindowsのロゴが出ているようなアイコン)を ダブルクリック します。
  4. 「Windows Update スタンドアロン インストーラー」が起動し、「この更新プログラムをインストールしますか?」と聞かれるので 「はい」 を選びます。
  5. インストールが始まります。完了後、再起動を求められたら 「今すぐ再起動」 をクリックして完了です。

よくあるトラブルと解決策 (Q&A)

Q1. 「この更新プログラムはお使いのコンピューターには適用できません」というエラーが出る

せっかくダウンロードしたのにこのエラーが出る場合、原因は主に2つです。

  • 原因A:ファイルの選択ミス
    • Windows 10用なのにWindows 11用を落としている、あるいは「x64」なのに「ARM64」を落としている可能性があります。もう一度「STEP 2」の条件をよく確認してください。
  • 原因B:SSU(サービス スタック更新プログラム)が古い
    • 更新プログラムを受け入れるための「土台(インストーラー機能)」自体が古くなっている状態です。
    • 対策: カタログで同じKB番号を検索した際、一覧の中に「Service Stack Update(サービス スタック更新プログラム)」という項目が別にありませんでしたか? もしあれば、累積更新プログラムを入れる前に、まずそちらをダウンロードしてインストールしてみてください。

Q2. ダウンロードボタンを押しても反応がない

ブラウザの「ポップアップブロック機能」が作動している可能性があります。 アドレスバーの右端などに「ブロックされました」という通知が出ていないか確認してください。 または、ダウンロードリンクを 右クリック して 「名前を付けてリンク先を保存」 を選ぶとダウンロードできる場合があります。

Q3. 手動インストールも失敗する(エラーで止まる)

カタログからの手動インストールすら失敗する場合、Windowsのシステムファイル自体が破損している可能性が高いです。

  1. システム修復コマンドを試す:
    • コマンドプロンプトを「管理者として実行」し、sfc /scannow と入力してEnterキーを押します。破損したファイルを自動修復してくれます。
  2. 上書きインストールを検討する:
    • 修復できない場合、データやアプリを残したままOS部分だけを入れ直す「インプレースアップグレード(上書きインストール)」という方法が必要になるかもしれません。

まとめ

Windows Updateのエラーは非常にストレスが溜まるものですが、「正しいバージョン」と「正しいシステムの種類(x64等)」 さえ間違わなければ、このカタログ経由の方法で解決できる確率は非常に高いです。

「自動でダメなら手動で入れる」。この選択肢を知っているだけで、PCトラブルへの対応力はグッと上がります。ぜひ落ち着いて試してみてください。

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